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とある日
Become an Autonomous Database Specialist: 日本語 | Learn Oracle | Oracle University
Oracle Autonomous Database Cloud 2021 Specialist | Oracle University
Oracle Autonomous Database Cloud 2021 Specialist 認定試験に向けて勉強しています。
その中で、共有と専用の違いが重要なのでまとめた記録です。
Autonomous Databaseの概要
Oracle Cloud InfrastructureのAutonomous Databaseは、Autonomous Transaction Processing、Autonomous Data Warehouse、Oracle APEX Application DevelopmentおよびAutonomous JSON Databaseの4つのワークロード・タイプが用意された完全に管理された事前構成済のデータベース環境です。ハードウェアの構成や管理、ソフトウェアのインストールを行う必要はありません。プロビジョニング後、可用性やパフォーマンスに影響を与えることなく、いつでもCPUコア数またはデータベースのストレージ容量をスケーリングできます。
インフラストラクチャ・オプション
Autonomous Databaseには、次のExadataインフラストラクチャ・オプションがあります
専用Exadataインフラストラクチャ(ADB-D)
Autonomous Database - Dedicated 技術詳細 / adb-d_technical_detail_jp - Speaker Deck
このオプションでは、Exadataハードウェアを排他的に使用できます。専用Exadataインフラストラクチャはマルチテナント・データベース・アーキテクチャを提供しており、単一のデータベース・システム内で複数のAutonomous Databaseを作成および管理できます。両方のワークロード・タイプ(トランザクション処理およびウェアハウス)を専用Exadataインフラストラクチャ上にプロビジョニングできます。
- システム・モデル: X8M、X8およびX7
- 構成: クォータ・ラック(X8Mの場合の最大)、ハーフ・ラックおよびフル・ラック
共有Exadataインフラストラクチャ(ADB-S)
このオプションでは、ユーザーはAutonomous Databaseのみをプロビジョニングおよび管理し、OracleはExadataインフラストラクチャをデプロイおよび管理します。両方のワークロード・タイプ(トランザクション処理およびウェアハウス)を共有Exadataインフラストラクチャでプロビジョニングできます。
ADB-SとADB-Dの違い
前提として下記違いがあります。
- ADB-Sは、複数のユーザーがExadataクラウド・インフラストラクチャのリソースを共有します。
- ADB-Dは、お客様はまず、プロセッサ、メモリ、ネットワーク、ストレージリソースを共有しない、他のテナントから分離された専用のExadata Cloud Infrastructureをサブスクライブする必要があります。
アプリケーションの認証
共有Autonomous Databasesと専用Autonomous Databasesの互換性に関するアプリケーションの認証
機能/オプション | 共有Autonomous Databaseデプロイメント | 専用Autonomous Databaseデプロイメント |
---|---|---|
変更可能な初期化パラメータ | MAX_STRING_SIZE 共有Autonomous Databaseで変更できる初期化パラメータのリストを参照してください。 |
共有Autonomous Databaseとの違いについては、データベース初期化パラメータの変更を参照してください。 |
Oracle Spatial and Graph | この機能は、Oracle Maps Cloud Serviceを介して提供されます。ジオコーダルーティング・エンジン空間ビジュアライゼーション共有Autonomous DatabaseでのOracle Spatialの制限事項を参照してください。 | 共有Autonomous Databaseとの違いについては、Oracle Spatial and Graphの使用に関する制限事項を参照してください。 |
Oracle Application Express(APEX)のサポート | Autonomous DatabaseでのOracle Application Expressの制限事項を参照してください。 | 共有Autonomous Databaseとの違いについては、Oracle Application Expressの使用に関する制限事項を参照してください。 |
データベース・リンク・アウトバウンド・サポート | DBMS_CLOUD_ADMIN.CREATE_DATABASE_LINK (TCPSのみ)パブリックIP、パブリック・ホスト名、またはOracle Database Gatewayの使用のみがサポートされています。DBMS_CLOUD_ADMIN.CREATE_DATABASE_LINKを参照してください。 |
CREATE_DATABASE_LINK (TCPのみ)パブリック接続およびプライベート接続がサポートされています。SQLコマンドの使用に関する制限事項のCREATE DATABASE LINKエントリを参照してください。 |
データベース常駐接続プーリング | 共有Autonomous Databaseでのデータベース常駐接続プーリングの使用 | 現在サポートされていません。 |
フラッシュバック・トランザクション | サポートされています。 | 現在サポートされていません。 |
UTL_HTTP |
サポートされています。 | サポートされています。共有Autonomous Databaseとの違いについては、データベースPL/SQLパッケージの使用に関するノートを参照してください。 |
UTL_SMTP |
サポートされています。 | サポートされています。共有Autonomous Databaseとの違いについては、データベースPL/SQLパッケージの使用に関するノートを参照してください。 |
DBMS_CLOUD_ADMIN |
サポートされています。 | 現在サポートされていません。 |
DBMS_CLOUD_MACADM |
サポートされています。 | 現在サポートされていません。 |
DBMS_MAX_STRING_SIZE |
サポートされています。 | 現在サポートされていません。 |
データベースの名前変更 | サポートされています。 | 現在サポートされていません。 |
Oracle Cloud Infrastructure PL/SQL SDK API | サポートされています。 | 現在サポートされていません。 |
読取り専用、制限付きデータベース・モード | サポートされています。 | 現在サポートされていません。 |
リフレッシュ可能クローン | サポートされています。 | 現在サポートされていません。 |
バックアップからのクローニング | サポートされています。 | 現在サポートされていません。 |
OML Notebook | サポートされています。 | 現在サポートされていません。 |
Graph Studio | サポートされています。 | 現行ではサポートされていません。 |
Autonomous Databaseリソースの秒単位の請求
共有Exadataインフラストラクチャ
共有Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Databaseでは、秒単位の請求が使用されます。つまり、OCPUおよびストレージの使用は秒単位で請求されます。OCPUリソースの最小使用期間は1分です。
専用Exadataインフラストラクチャ
プロビジョニングするAutonomous Exadata Infrastructureインスタンスごとに、最短48時間はインフラストラクチャに対して請求され、それ以降は秒単位で請求されます。システムに追加する各OCPUは、秒単位で請求され、最小使用期間は1分です。
プライベート・エンドポイント
共有Exadataインフラストラクチャのみで使用できると思われます。
Autonomous Databaseを共有Exadataインフラストラクチャでプロビジョニングするとき、テナンシの仮想クラウド・ネットワーク(VCN)のいずれかのプライベート・エンドポイントをデータベースが使用するようにネットワーク・アクセスを構成できます。プライベート・エンドポイントを使用すると、関連付けられたプライベート・エンドポイントのIPアドレスを介してのみデータベースにアクセスできます。詳細は、共有Exadataインフラストラクチャ上のプライベート・エンドポイントを使用するAutonomous Databaseを参照してください。
メンテナンス・スケジュール
- ADB-S:固定、利用者による調整不可
- ADB-D:調整可能
データベースインスタンス
共有Exadataインフラストラクチャ
- 最小 :1 OCPU,1 TB
- 最大:128 OCPU, 128 TB
専用Exadataインフラストラクチャ
選択したシェイプに依存
項目 | X7 Quarter Rack | X7Half Rack | X7 Full Rack |
---|---|---|---|
シェイプ名 | Exadata.Quarter 2.92 | Exadata.Half 2.1.84 | Exadata.Full 2.36.8 |
コンピュートノード数 | 2 | 4 | 8 |
最大OCPU数 | 92 | 184 | 368 |
合計メモリサイズ | 1,440GB | 2,880GB | 5,760GB |
ストレージサーバ数 | 3 | 6 | 12 |
合計フラッシュストレージサイズ | 76.8TB | 153.6TB | 307.2TB |
利用可能ストレージサイズ | 106TB | 212TB | 424TB |
https://speakerdeck.com/oracle4engineer/adb-d-technical-detail-jp?slide=13