今日は、データベース界隈になぜ若手がいないのかの日。
目次
とある日
Xで、DB界隈の年齢層が高い話を見て、若手の一意見として記述する。
(あまり大きな声では言えませんが、RDB関係の人たちってどうしてこう高年齢… いや失礼、お年を召した方ばかりなんでしょうね… イマドキの若い人たちは一般にRDBがあまり好きではないとか? >RP)
— 中村 良幸 (Nakamura Yoshiyuki) (@nakayoshix) 2024年1月27日
自己紹介
若手として、記述するため軽く自己紹介する。
- 1999年生まれ、今年25歳
- 都内で働くインフラエンジニア(クラウドエンジニア?)
- 21歳からITを勉強している
- RDBが特に一番好き
- MySQLの勉強はしているがあまり詳しくはない
- 基本情報技術者試験でDBを勉強し始めてからDBが好きになった
- DBの資格はそこそこ持ってる
- データベーススペシャリスト試験
- ORACLE MASTER Silver SQL 2019
- AWS Certified Database - Specialty
自分の周り
実体験を少しまとめる。
- 同世代でDB好きな人にあったこと見たことない
- ネットワークを好きな人は結構いる
- 会社内でもDBが得意・好きな人はあまりいない
- 会社内で自分レベルでもDBなら結構重宝される
考察
「なぜ、DB界隈に若手がいないのか」に対する考察。
あくまで、個人的な見解と実体験を踏まえた話である。
結論
三行でまとめる。
- DBが難しすぎる
- DB分野を学びづらい
- DBが面白いと思うまでが長い
詳細は後述するが、これらの要因で若手がいないのだと思っている。
DBが難しすぎる
なによりこれに尽きるというぐらい、大きな理由だと思う。
正直、他の分野に比べて結構レベルが高いと感じる。
しかも、DBを取り巻く技術もかなり幅広く、他の知識もかなり要求される。
DBエンジンごとに、仕様や方法が変わるためかなり苦労する。
SQLを学ぶことは簡単だが、それを活かすのはかなりスキルが要求される。
さらに、Aを検証や試す前に、BやCも要求されるし準備に時間がかかる。
正直初心者向きの分野ではないと感じる。
DB分野を学びづらい
先程の話と重複するが、いざDBを学ぼうとする何から学べばいいかわからないし、いざ学んでもその先が厳しい。
これは実話だが、専門学生のときDBをより学びたいと思って色々と調べたが学べるものがほとんどなかった。
専門学生の友人は、フロントの技術(HTML,CSS)が好きだった。
それらを学ぶ方法は、いろんなサイトを見ればいい。(正直羨ましかった)
ただし、DBはまず表に出てないし出せないし、より深いところの情報は世の中に転がってない。
他にも、SQLチューニングをしたいなと思っても、その環境は提供されてないし、その環境を作るのも正直難しい。
世の中にあるものを学び尽くした気になってるが、正直DBを学ぶなら実務しかないなという結論になった。
DBが面白いと思うまでが長い
これもまた、先程の話と重複するが、DBを学びはじめるのはまだ簡単だがその後が難しい。
イメージとしては、中級がなく初級から上級に一気にレベルが上がる気がする。
プログラミングなら、Hello WorldからFizz Buzzなど色々と問題があってレベルが順番に上がるが、DBはほとんどが上級のレベルが高い感じがする。
ある程度できるようになってくると面白いと感じると定義するなら、初級を学んだあとから躓くのでそもそも面白いと感じるまでにいたらないと思う。
じゃあ、若手はどうすればいいのか
個人的なおすすめの方法を3つ紹介します。
- 資格勉強
- イベントの参加
- 実務を経験する
資格勉強
一番とっつきやすい方法だと思う。
DBエンジンごとに、ベンダーの資格が用意されてたり、IPAが行っている国家試験もおすすめ。
ベンダー試験は、各製品によった問題なのである程度触ったり、経験してから受けたほうが良い。
逆に、国家試験は基本からしっかりと学べるのではじめはこちらから挑戦するほうが良い。
おすすめの資格
イベントの参加
様々なイベントが開催されていたりするので、それに参加してみると色々と情報が得られるのでおすすめ。
イベント参加の目的としては、自分の世界を広げることと、モチベーションのためかなと思う。(若手が参加する視点の話)
はじめは、内容が難しく理解できないかもしれないですが、継続していくことで成長を感じれたり、知見が広がる。
イベントは公式が開催しているものもあれば、コミュニティが開催しているものもある。
connpassとかで調べると色々と出てきます。
参加しようかなと考えているイベント
- MySQLアンカンファレンス #002 - connpass
- 【2/27(火)】運用の負担を大きく軽減!MySQL互換の分散型データベース「TiDB Cloud」入門ウェビナー | DevelopersIO
実務を経験する
正直これが一番速いかなと思う。
需要が発生すれば、内容に応じてキャッチアップすれば十分。
先程までの方法は、DBに興味を持った人を対象としてましたが、DBを学ばないといけなくなったときには少し遠回りになる。
そのため、必要に応じて必要な知識を得るのが一番コスパはいい。
〆
個人的には、同世代でDBが好きな人にはあったことないので増えると嬉しいなと思ってます。
DBができる人の需要や価値は高いので、ぜひ興味があれば学んでみるといいです。